現在、日本全国に甚大な影響を及ぼしているのが新型コロナウイルスです。
その影響により、首都封鎖の可能性が高くなりました。その範囲とはどこまでなのか?
海外渡航者の帰国によるウイルス感染や、国内において感染経路が分からないまま新型コロナウイルスに侵されている人も沢山います。
全国の中でも一番感染者数が多いのが東京都で587人。次いで大阪府で278人、千葉県185人、愛知県183人、北海道180人・・・と続きます(2020年4月2日時点)。
人口密度が比較的高いと言える東京と大阪はやはり抜きん出ていることがよく分かりますね。
中でも感染防止のため、府や県が感染者数が多い大阪・首都圏への往来自粛を呼びかけたり、代表的なのは東京都の小池都知事から都民への不要不急の外出を控えるよう呼びかけがありました。
普段は大勢の人で賑わっている街も閑散とし、経済は勿論、このような状態で果たして日本はどうなってしまうのでしょうか?
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Contents
首都封鎖とは?
「感染爆発 重大局面」と印字されたボード。
これは3月25日に、新型コロナウイルスの感染者急増を受けて小池都知事が記者会見した時に持っていたものです。
都民への不要不急の外出を自粛するように呼びかけ、会社員などには在宅勤務などの要請を行いました。
また、首都圏各県の知事も感染者多数の東京へ移動自粛を呼びかけたのです。
感染者が拡大し続ける事態に記者会見では小池都知事から「ロックダウン(首都封鎖)」という言葉が飛び出しました!
これは総理大臣・安倍晋三首相も事態の対応策として発言されていましたね。
横文字の聞き慣れない言葉に「何それ!?」と思った方もいるのでは??
そこで調べてみました。
◎『ロックダウン(首都封鎖)』とは?
『ロックダウン』
⇒緊急時に公共の道路や施設などで外部からの侵入者に対し、内部の人間の安全確保のために建物を封鎖すること。また、人々の抑留や野外活動を禁止して監禁すること。
とあります。
「監禁」と聞くと狭い場所で悪い人に閉じ込められているイメージを持ってしまいますが、今回の場合は東京という広い空間で人の侵入というよりもコロナウイルスの侵入を防ぐための手段だと言えます。
しかし、コロナウイルスを持っているのが人間なのでそこがやっぱり複雑ですよね~(泣)。
学校も臨時休校となったり、何より卒業式ができなかった学生の方もいて大変残念なことです。
また、日本政府や小池都知事が週末の外出自粛を呼びかけてからは街にも大きな変化が見られました。
まず銀座や六本木、観光名所の浅草などは閑散としていましたし、〝若者の街″である渋谷や原宿も人がまばらでした。
感染経路が不明なため、夜間から早朝にかけて営業しているバーやナイトクラブ、カラオケや居酒屋などの出入りも控えるように言われています。
ただ、「首都封鎖」と言及してても具体性が無いところが正直あるのです。
それは、国から様々な要請は出るかも知れませんが基本的には強制力を伴わないということです。
例を挙げれば、外出自粛を呼びかけているのに外出してしまった際、現状では法的措置や罰則みたいなものがありませんよね。
こういった部分の具体性が欠けていると言えます。
首都封鎖の範囲はどこまで?
では、現実的に『首都封鎖』となった場合、その範囲はどこまでになるのでしょうか??
まず、小池都知事の会見では次のように語られました(こちらは3月23日の会見)。
「この3週間はオーバーシュートが発生するか否かの大変重要な分かれ道です。事態の今後の推移によってはロックダウン(首都封鎖)などの強力的な措置を取らざるを得ない状況が出てくる可能性があります」。
◎「オーバーシュート」とは?
『オーバーシュート』
⇒金融市場や統計などでよく使われる言葉で、基準を超えて行き過ぎた変動のことを指します。
と出てきました。
どうやらこの言葉は東北大の感染制御学の専門家からすれば医学的に馴染みがないらしく、国民に危機感を持ってもらうためにあえて使われた言葉ではないか、と話しているみたいですが・・・。
いずれにせよ東京で大きなオーバーシュートが起こった場合、東京都区内だけに留まらず、広範囲に撒き散らさないという意味で少なくとも隣接している神奈川や千葉、埼玉を封じ込めるという事を考えているみたいです(人口密度も関係しているとか)!!
ただ、先述した通り『ロックダウン(首都封鎖)』自体に具体性が何もありません。
なので今のところ、ニュアンス的にも〝あくまでも″といった言葉を用いた方が正しいのかも知れませんね!
首都封鎖による交通機関はどのような影響が出るのか?
それでは、「ロックダウン(首都封鎖)」になってしまった場合の公共交通機関への影響はどのようになってしまうのかを詳しく見ていきます。
まず、現在の法律で「ロックダウン(首都封鎖)」による公共交通機関の停止を命令できる規定はありません。
ですが、バス会社や鉄道会社などと話し合い一時的に運行を止めたり減便による対応は十分にあり得ます。
減便に関してはあらゆる自粛要請がすでに行われているため、例えばJRは新幹線や在来線特急の運転本数を実際に減らしています。
しかしこれは国からの指示で行っているのではなく、利用者減を受けてJR側が行っているものなので英断したものと言えるでしょう。
今以上に「オーバーシュート」してしまったら在来線の普通列車や快速列車の減便も行うかも知れませんが、長期に渡る運行停止を強制することは現在の法律では不可能なのでそこは安心していいのかも知れません。
何より、事態の終息を願うのみです。
まとめ
こうやっている間にも新型コロナウイルスによる患者は増え続けています。
実はコロナウイルスによる陽性反応が出た患者は検査で二度陰性が出ないと退院にはならないようです。
これを聞いただけでも、このウイルスには厳しい処置を取っていると言えます。
また、退院に至るまでそれなりに時間や日数を要します。患者が増え続けることで入院に必要なベットは埋まり、医療機関はパンクしかねないのです・・・。
それを未然に防ぐために私たちができることは、マスクをしたり、基本的な手洗いやうがいを行うこと、そして必要以上の外出を避けることになります。
一致団結してこの事態を乗り越えることができれば、明るい未来が待っているのかも知れませんね(東京オリンピックも控えています)!!
以上、「首都封鎖(ロックダウン)とは?範囲は23区までなのか?交通機関への影響は?」でした
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